サーバルーム空調解析事例(2)
■解析概要
サーバルームを対象とする。 サーバラックの発熱負荷が大きいため、
熱回収の効率が良いシステムが求められる。モデルおよび条件の詳細は以下に記載する。
■解析モデル
図1 解析モデルパース図
■解析条件
温度条件 | 設計温度 | 26.0℃ | |
---|---|---|---|
空調条件 | 風量 | 119,000m3/h | 8,500m3/h × 14台 |
吹出温度 | 19.9℃ | ||
内部発熱負荷 | サーバラック | 240,000W | 3,000W/台 × 80台 |
照明 | 4,560W | 10W/m2 | |
合計 | 244,560W | ||
熱貫流負荷 | ナシ |
図2 吹出・吸込位置およびラック排熱ファン位置
■解析結果
図3・4よりサーバラック前面の床開口から吹出された冷気が、サーバラック内部を通過し天井へ排気されている様子がみられる。
また隣接するサーバラックの背面を居住域と区切り、排気シャフトとして天井と直結させることで、
サーバラックの排熱を効率良く天井へ排気している。
図3 温度分布表面貼付パース図
図4 温度分布断面図(26.0℃ライン強調)