サーバルーム空調解析事例(1)[空調停止時]

■解析概要

 サーバルームを対象とする。 空調停止かつサーバ稼動(UPS(無停電電源装置)による給電)時の サーバルームおよびサーバラック内の温度上昇を解析・予測する。 モデルおよび条件の詳細は以下に記載する。

■解析モデル

図1 解析モデルパース図

■解析条件

表1 解析条件表
温度条件 初期温度(平均)20.0℃
空調条件 停止
内部発熱負荷 サーバラック432,000W1,500W/台 × 288台
合計432,000W
熱貫流負荷 ナシ

■解析結果

 図2・図3より空調停止後4分間でサーバルーム全体が概ね60.0℃以上になることがわかる。 また、解析対象空間の容積とサーバラックの発熱量から室温が1分間に約10℃上昇すると予想され、 このことから解析結果が妥当であると考えられる。

図2 温度分布表面貼付パース図

図3 温度分布+ベクトル断面図(60.0℃ライン表示)


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