N社オフィス空調解析事例[夏期]
■解析概要
N社オフィスを対象とする。
エアコンの位置が部屋の隅角部にあることから、場所により温度が不均一であると予想される。
モデルおよび条件の詳細は以下に記載する。
■解析モデル
図1 解析モデルパース図
■解析条件
温度条件 | 外気温度 | 34.0℃ | 夏期,14:00 |
---|---|---|---|
設計温度 | 26.0℃ | ||
空調条件 | 風量 | 1,500m3/h | 下向き30度 |
吹出温度 | 13.5℃ | ||
内部発熱負荷 | 人体 | 480W | 60W/人 × 8人 |
照明 | 720W | (30W × 2本) × 12箇所 | |
パソコン(デスクトップ) | 2,500 | 250W × 10台 | |
モニタ | 330W | 55W × 6台 | |
パソコン(ノート) | 300W | 75W × 4台 | |
冷蔵庫 | 40W | 40W × 1台 | |
複合機(待機時) | 15W | 15W × 1台 | |
合計 | 4,385W | ||
熱貫流負荷 | 外壁 | 1.5W/m2・K | 実効温度差ΔT=8.0℃ |
ガラス | 5.0W/m2・K | 実効温度差ΔT=8.0℃ | |
日射発熱負荷 | ガラス | 43W/m2 | (日陰)ガラス面に付与 |
図2 外壁・ガラス面位置
■解析結果
図4より設計温度である26.0℃ラインがFL+2.0m付近(左端書棚の高さ付近)にあることから、
居住域は概ね設計温度である26.0℃以下に保たれていることがわかる。
図3 温度分布表面貼付パース図
図4 温度分布+ベクトル断面図(26.0℃ライン表示)